ずば抜けた講師力と脳科学の根拠が行動へのモチベーションに変わる【岡三証券株式会社様導入事例】導入事例 岡三証券株式会社事業内容 金融商品取引業業種 金融業従業員数 2,584名(2022年9月30日現在)企業サイト https://www.okasan.co.jp/ 大正12年の創業から100年を迎える現在に至るまで「お客さま大事」の経営哲学に基づき、お客さまの投資スタイルやライフプランに合わせた総合的な資産運用のご提案や、細やかなフォローを提供するべく様々な取組みをされている岡三証券さま。高い付加価値を提供するためにはプロとしての高度な知識と専門性、高い倫理観が不可欠だとして「社員が輝く職場づくり」のために人材育成にも力を入れていらっしゃいます。弊社の研修は、入社後1年間で計3回実施いただいています。 研修内容▼1年目社員向け研修(年3回) 研修内容: ①入社時研修 : 脳科学を用いた記憶術の研修(1回) ~相手の『印象に残る』伝え方~ ②配属後研修 : 新入社員フォローアップ研修(2回) ~あり方・コミュニケーション力・営業スキルを養う~ 研修講師:伊東講師 課題 ・ 社会人としての意識の醸成・ 年齢の離れたお客さまとのコミュニケーション能力・ お客さま本位の視点で行う営業スキルの習得 エルティヴィーの研修を導入された理由 ・ 受講者を巻き込み、現場での実践意欲を掻き立てる講師力 ・ 精神論になりがちな営業手法を、脳科学や心理学の根拠を用いて論理的に解決に導くプログラム 研修導入後の効果 ・ 初めて行う営業活動の中で課題に即した研修内容を現場で実践している・ AFP試験の合格率20%向上(「記憶術」の実践と意欲向上) -まず初めに、人材開発部の業務内容について教えていただけますでしょうか?-研修はもちろん、様々な面から社員成長のための企画や運営を行っています。例えば、資格取得支援やeラーニングの提供など。また、時には支店に出向いて直接指導を行い、課題や悩みを聞いて一緒に考えたりアドバイスを行うこともあります。 -どのような方針で人材育成を行われているのでしょうか?-当社は経営哲学として「お客さま大事」を掲げ、その土台として「社員大事」という考えを重視しています。社員自身が幸せでないのに、お客さまを幸せにすることはできないと思いますので、社員が大事にされていると体感できるような人材育成を考え、実施しています。新入社員に対しては「人としての成長」も重視しています。-新入社員の方々にはどのような研修を行っているのでしょうか?-新入社員研修期間は4月から6月までの3か月間、月ごとにテーマを設定して実施しています。4月は学生から社会人になってもらうための研修。マナーや倫理観、勉強や研修への動機づけ、情報ツールの活用、睡眠や食事、体のつくり方。加えて同期が仲良くなるための取り組み。この期間エルティヴィーさんには脳科学の要素を用いた研修を行ってもらっています。4月は知識系の内容をあまりやらないようにしています。 -入社された方は意外に思われるのでは?-そうかもしれませんね。「証券会社は勉強しなくてはいけない」というイメージがあると思います。ですが、私たちは「なぜ勉強し続けなければいけないのか」を伝えるようにしています。理由は、知識やマナーを形だけ学んだとしても身に着かないと思っているからです。とはいっても、5月には知識やスキルのインプット、6月は知識やスキルのアウトプットを中心とした研修を行っています。その後現場に配属されますが、その際に新たな壁が生じます。そのタイミングで夏と冬に、エルティヴィーさんにはフォローアップ研修を実施していただいています。 -1年目社員の方々にはどのような課題感があるのでしょうか?-近年は、学生時代のコミュニケーションの希薄さが顕著だと思います。友人とのSNSでのコミュニケーションが浸透し、さらにコロナ禍で授業のオンライン化による通学機会の減少、アルバイトの機会も減るなど、リアルなコミュニケーションが不得手な人が多くなっています。当社の場合、対面営業を大切にしています。友達同士では問題にならない発言でも、お客さまとの会話においては大ごとに発展することもあります。学生から社会人になったのだ、と自己認識を変えて “お客さまとのコミュニケーション能力” を身に付ける必要があります。伊東講師は当社のお客さまイメージに近く、「お客さま目線」で講義を行っていただけるので、社員からは「非常に参考になった」との声が多くあります。 -10年以上LTVの研修を選んでいただいている理由を教えてください-まず、伊東講師の講師力ですね。その場で受講者の反応を見ながら伝える内容やそのアプローチ方法を変えているところが、他の講師とは一味違って信頼が置けます。休憩時間も受講者とのコミュニケーションを工夫してくれていますね。一例ですが、休憩時間中に社員が恋愛相談をするんですよ。たった数時間しか会ってないのに社員にそこまで心を開かせるのがすごい!と思います。そういったこともあって、社員が興味関心をもって研修に望めるのだと思います。次に、研修内容です。脳科学や心理学を用いたプログラムで、論理的に学べるのは大変有難いですね。営業に関する研修ではどうしても精神論や講師の経験に基づく、ある種偏った内容になりがちですが、脳の「システム」や「機能」を知ることで腹落ちさせてくれるため、説得力が格段に違います。 -研修後の成果にはどの様に結びついているのでしょうか?-研修で学習したことを日々の業務の中で実践する姿が見られます。研修は社員が成長するための手段の一つですから、やはり実践に移すことが重要ですね。あとは、4年程前から記憶術の研修を実施してもらっていますが、導入以降AFPの資格取得者が大きく増えています。一般的には合格率40%程度ですが、当社はもともと70%、そこから飛躍して90%近い実績を出しています。 -今後のビジョンについてお聞かせください-お客さまはもちろん、同僚に対しても相手の立場を理解し・共感できる人材を育成したいと思っています。見方や捉え方を変えるだけで、可能性は一気に広がると考えるからです。それには知識やスキルをインプットすることが必要不可欠です。研修の質を高めながら、多くの学びや気づきを提供していきますが、いくら知識やスキルをインプットしても現場で活かされなければ意味がありません。社員の課題や悩みを解決する手助けとなる、即実践したくなるような研修を整えるとともに、現場と連携しながら自発的なアウトプットができるところまでサポートしたいと思っています。そして、アウトプットの可否や新たな悩みや要望を確認しながら、さらに研修内容の充実を図っていきたいと思います。証券パーソンとしても、人としても、当社の社員は一流だと言っていただけるような、そんな社員が育つ会社を目指します。 -今後弊社に期待することは?-現在の研修内容に大変満足しています!長くお付き合いしているエルティヴィーさんだからこそ「御社の社員にとってここが不足しているのでは」など、どんどんアプローチしていただきたいです。また、他の研修会社にはない斬新な研修なども期待しています。 -青山さま、嶋さま、貴重なお時間・お声をいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。本事例の内容は、取材日(2022年11月)時点の情報となります。