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記憶力選手権大会もある?!記憶術の歴史と最新ノウハウ

頭の中に、どれだけ記憶しておけますか?

ハードディスクどころか紙さえ無い時代、昔の人は生きるための知識やコミュニケーションなどを全て記憶していました。 ひるがえって現代。記録に適した紙が安定して手に入るようになり、ITインフラが整備されてからは大量の情報がインターネットやメモリーを通して保存されるようになっています。 分からないことはすぐGoogleで検索できて、記録しておきたいことはパソコンに保存しておけばいつでも引き出せるのは素晴らしいことです。しかし、だからといって「記憶力」が不要になったわけではありませんよね。 記憶は単なるデータではなく、失敗を未然に防いだり、物事を理解するために必要です。記憶をきちんと頭に入れておけば、素早く思考をめぐらせることができます。今回は、生活に欠かせない記憶の方法、「記憶術」についてその歴史と最新のノウハウをご紹介します。

記憶術は2500年前から存在した!?

記憶術と聞くと、最近クローズアップされた新しいテクニック・発想だと感じるかもしれません。しかし、そのルーツは非常に古く、2500年以上前にもさかのぼります。 元々、筆記に必要な紙が安定して確保できるようになったり、コンピューターなどの便利なツールが登場したのは人類史というスケールで見ればごくごく近年になってからです。それ以前の人々は、仕事や暮らしの中で紙やハードディスクなどの記憶媒体に頼らず、生きる知識を全て自分の頭にインプットする必要がありました。昔の人々にとって「記憶」は、うまく生きるのに欠かせない要素だったのです。 記憶術のベースとなるイメージを利用する方法は、約2500年前の古代ギリシアやローマの哲学者たちの弁論において洗練されていきました。イメージ力によって、人々に記憶をうえつける術から生み出された効率的な記憶法こそが「記憶術」です。その系譜は現代の記憶術にまで受け継がれており、今ではより先進的にカスタマイズされています。

情報を脳が覚えやすい形に加工する

数学が苦手、歴史の年号暗記が嫌いで「数字を見ると脳が拒絶反応を起こす」という人、たくさんいますよね。例えば1221という文字列を、単なる数字の列だと思うと人の脳は覚えようとしません。でもそれが好きな人の誕生日など、意味のある数字だと思ったら必死に覚えようとするでしょう。 「記憶術」の初歩的な技術として欠かせないのが、この情報を覚えやすい形に加工するという工程です。たとえば、歴史の年号の読みを意味あるメッセージにする語呂合わせや、覚えたい単語を繋げて歌にしてリズムと一緒に記憶するやり方もあります。 これらのわかりやすい例の他に、エルティヴィーがオススメする記憶術で用いるのが「ストーリー法」!これは単語同士を紐付けて、ひとつのストーリーにするというおもしろい暗記方法。(コチラ:絶対忘れない記憶術の秘密を伝授!ポイントは「イメージとストーリー」の記事にて更に詳しく紹介しています!)

記憶は「技術」才能じゃない!

日本記憶力選手権大会という日本での記憶力一位を決める大会にて、過去六度優勝し不動のチャンピオンの座を築いた池田義博氏。「トランプの神経衰弱で小学2年生の女の子に負けることもある」「自分は決してスーパーマンではない」と語っています。 記憶力チャンピオンでも、もともと優れた記憶力が備わっていたというわけではありません。記憶力は、いかに効率的な記憶方法ををマスターしているかで差が出てくるのです! 

エルティヴィーでは、脳の特徴を活用して覚えたい情報を長期記憶にとどめるための「記憶術」の研修を法人様向けの2日間研修としてご用意しています。社員の資格取得の推進のみならず、生産性の向上にも結び付く新しいアプローチの研修です。どんな内容なのかな?と気になった方はお気軽に当社までお問い合わせください。

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