「マインドコントロール」や「洗脳」と聞くと、真っ先に頭に浮かぶのが、宗教団体などに洗脳されて、理性を失ってしまうといった事件ではないでしょうか。「マインドコントロール」されると家族や友人をも捨ててしまったり、財産をすべてつぎ込んでしまったり、ついには恐ろしい犯罪まで行うようになってしまう…。 そんなネガティブな「マインドコントロール」は、手段を選ばず強制的に行われたりしたものです。本来の「マインドコントロール」は自分で自らの人生をコントロールするためのもの。「マインドコントロール」の上手な使い方についてお話いたします。
「マインドコントロール」は怖くない!
さまざまな働きかけや環境づくりによって、人の思考と行動をコントロールすることを「マインドコントロール」といいます。教祖が信者を自由自在に操る「マインドコントロール」は間違った使い方。本来の「マインドコントロール」は、決して恐ろしいもの、怪しいものではありません。 マインドコントロールは医学では治療法として、学習塾や、スポーツの世界では成功への方法論として活用されています。正しく使えばとても効果的なのです。
「良い洗脳」と「悪い洗脳」
本来の「マインドコントロール」つまり「洗脳」ですが、宗教団体のような強制的で不自然なものでなくても「悪い洗脳」が身近にあります。それは本人にとってマイナスになってしまう「洗脳」。多くの場合、自分で自分にかけてしまう「洗脳」です。 何かを始めようと思った時に、始める前から「自分には出来るはずがない」、「きっと途中で挫折する」などと思ってあきらめていることはありませんか?これこそが、「悪い洗脳」です。思い込み、というとわかりやすいかもしれませんね。 「以前失敗したから今度もきっと失敗する」などという思い込みは全くの無駄です。プロ野球選手が「きっとホームランは打てないだろうなぁ」と思いながら打席に立ち、ホームランが打てるでしょうか?「きっと失敗する」と自分を洗脳していれば、上手く行くものも成功しません。
目標を達成するには、良い洗脳、プラスの洗脳が大切です。「今度はきっと上手く行く」「前回失敗した理由がわかっているから、同じことを繰り返さない」そう自分に言い聞かせてください。ただ、自分の言葉に自信が持てないと良い洗脳もできません。
良い洗脳をするためのキーワードは「振り返り」!
自分の言葉に自信をつけるために、まずは「振り返りを行う」習慣を身につけましょう。思う結果が出なかった時に振り返りを行う人は多いと思います。しかし、本当に行ってほしい振り返りは「上手くいった時・思う結果が出た時」です。
・なぜ上手くいったのか?
・要因は?
・どの段階が分岐点だったのか?
・キーワードは?
・相手の反応は?
などをなるべく細かく振り返ることで、「成功の要因」を整理していきましょう。
そうすることで、次回同じような場面に遭遇した時に活かすことが出来るようになります。
いかがでしたか?
「自社社員が頑張っているのに成果が出ない」、「悪いサイクルに陥ってしまっている」と感じる場合は早めの対応が望ましいでしょう。
エルティヴィーでは自分自身を縛り付ける「悪い洗脳」を解き放ち、「良い洗脳」を身につけるための考え方や行動を学ぶための研修をご提供していますので、まずは一度お気軽にご相談ください。