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「ずっと覚えていられる記憶」を創る方法|脳内で感情を動かす「扁桃体」を震わせよう!

情報を「記憶として覚えるためのメカニズム」についてお話しています。情報を覚えるか覚えないか、長期に覚えるか短期に覚えるかなどを、取捨選択しているのは大脳の「海馬」という組織である、というのが前回のお話でした。今回は「海馬」がどういう時に、どんな記憶の仕方をするのか?についてお話します。

「海馬」に動いてもらうには、「扁桃体」がカギになる!

「海馬」はさまざまな情報を「覚える」「覚えない」「長期で覚える」「短期で覚える」と仕分けています。何を基準にその判断をしているのでしょうか?どんな記憶にするか、判断のカギになるのが扁桃体です。 体が覚えた自転車の乗り方や、転んで痛かった記憶、怒られて辛い思いをしたことや、褒められて嬉しくて大喜びしたことなどは「忘れない記憶」です。これらの情報は、「海馬」の判断により、容量の大きな「体験メモリー」に入れられます。この「体験メモリー」に入れると判断されるためには、「体で覚える」もしくは「驚き」「喜び」「痛み」などのインパクトあることがらであることが必要です。

「扁桃体」を震わせよう!

ヒトの脳の中の側頭葉の内側の奥には「扁桃体」という神経細胞の塊があります。感情の針が上下に思い切り振れた情報に出会うと、「扁桃体」は「プルプル」と震えます。扁桃体が「プルプル」と震えると「海馬」はその情報を「捨ててはいけない重要な情報」として、判断し記憶するのです。扁桃体が「プルプル」と震えない情報は、単なる知識として、一時保管の「情報メモリー」に入れられます。「情報メモリー」は容量があまり多くないので、忘れてしまいやすくなっています。 やりたくないなぁと思いながら、しぶしぶ覚える試験勉強は、扁桃体が「プルプル」ふるえるような感情の大きな動きはありません。すぐに忘れてしまう「情報メモリー」に入ってしまい、結局覚えられないという事態になるのです。

脳をだまして「扁桃体」を震わせよう

そんなこと言われても、試験勉強で感動や驚き、悲しみは起こらないから扁桃体が「プルプル」震えさせるなんて無理!と思うかもしれません。 ところが、実は脳は意外と騙されやすいのです。ただ、丸暗記するのでなく、何かと関連づけたり、自分を歴史の人物に重ねてイメージを膨らませたりして、「面白い」「感動した」「びっくりした」という情報に自分で変えていくことで、扁桃体を震わせ、忘れない記憶としてインプットすることが可能です。 エルティヴィーの研修は、これら「脳のメカニズム」を取り入れて効果を最大化させるために、時に驚き、時に笑い、偏扁桃体をプルプル震わせる仕掛けを施した研修をご用意しています。
当社が提供する研修の強みについては、こちらをご覧ください。

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