記憶力アップはただ受験や資格試験の合格に役立つだけではありません。記憶はすべての基本。人生を作ると言っても過言ではないのです。
「体が覚えている」は間違い…本当は?
人間は、さまざまな経験と学習に基づいて意識的に、あるいは無意識にいろいろな行動をしています。無意識の行動について、「体が覚えている」「体が勝手に動く」とよく言いますよね。 例えば、自転車に一度乗れるようになり、慣れるといちいち「ああやって、こうやって、ペダルを漕いで・・・」と考えながらは行動しませんよね。 水泳をするときもそうです。初めから泳げる!という人は少ないですが、一度泳ぎを覚えて慣れると、無意識に泳げるようになります。 ただ、「体が覚えている」というのは間違い。覚えているのは「脳」です。脳が記憶している「自転車の乗り方」や「泳ぎ方」に基づいて、それぞれの行動ができるのです。すべて脳の「記憶」であり、覚えていることによって可能になります。 自転車の乗り方も、テニスのやり方も、歩き方も、料理も、尿意を覚えたらトイレに行くという行動ですら、脳が覚えているから出来るのです。
人は記憶していないことは行動できない
つまり、すべての行動は「記憶」に基づいて出来ているということになります。だとすれば、記憶が多い方が行動は的確に、バリエーション豊かにすることができます。 例えば、仕事の上で取引先とトラブルが発生したとします。記憶力が悪いと、どうしたらわからなくて途方に暮れるかもしれません。 記憶力の良い人なら、3年前の同じような事例を思い出して対処できることでしょう。 もっと記憶力が良ければ、隣の部署や別の会社の友人のトラブルの経験も記憶していて、トラブルへの対応のバリエーションが広がるはずです。 人間関係においても、記憶力が良ければ相手の顔、名前、家族構成、趣味や好きなものを覚えておくことができます。 会話もスムーズですし、話題も広がりますよね。相手は「この人は自分の事を良く覚えてくれている」と好感を持つに違いありません。 記憶力は、成績や資格試験のためだけではないのです。人生のすべてを作る「記憶」。
エルティヴィーでは、脳の特徴を活用して覚えたい情報を長期記憶にとどめるための「記憶術」の研修を法人様向けの2日間研修としてご用意しています。社員の資格取得の推進のみならず、生産性の向上にも結び付く新しいアプローチの研修です。どんな内容なのかな?と気になった方はお気軽に当社までお問い合わせください。