研修では聞けない講師の内なる思いを語っていただくインタビュー。前編では伊藤さんが講師になったきっかけ、研修にかける思いをうかがいました。後編では、研修における苦労や、今後にかける意気込みなどを語っていただきます。

前半の記事はこちら
研修そのものがプレゼン～L.T.V.研修講師伊藤誠一郎インタビュー【前編】

一度身に着いたものを変えるのは大変

実は指導が難しいのは、ある程度プレゼン経験があり、自己流を作ってきたベテラン層の方の改善なんです。よくゴルフに例えてお話しするのですが、初心者に正しいスイング方法を教えると、比較的すんなり習得できます。しかし自己流の癖がついた方は、腕の振り方や体の回し方などにその癖が出てしまいがちです。プレゼンでも似たようなことがあるんですよ。

自分の反省点ですが、一時期ノウハウを詰め込み過ぎな研修になってしまっていたことがありました。講師経験が増えて慣れが出てきたこともあり、たくさん知識を提供すればそれだけで喜ばれるはず、と思ってしまったんです。結果として一方通行な研修になってしまい、受講者の反応が悪くなりました。そこで一度原点に立ち返り、受講者と課題や解決策を共有することを意識するようにしています。

関りの中で、有意義な時間を共有していく

私は人生を豊かにするのは人との出会い、そして関係性だと考えています。だからこそ、多くの出会いを求めてエルティヴィーでの仕事を選びました。人生の中でどれだけ多くの人と出会うか、そこでお互いにどれだけ影響を与え合うことができるか、を大切にしています。新たな出会いや関係性が生まれたとき、有意義で幸せな時間を過ごしていると実感できますね。

今後も講師として自分がどれだけ受講者に影響を与え、有意義な研修を実現できるかを追求していきたいです。そうすることで、他の講師と比較しての良し悪しや、人気のあるなしを見るのではない、絶対的な価値を提供できると考えています。たしかな実績を積み重ねて、他の追随を許さないような存在を目指していきたいですね。

・・・・
ストイックに価値提供にまい進すると語ってくださった伊藤さん。今年からエルティヴィーの認定講師となった伊藤誠一郎講師の躍進から目が離せません！