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受講者全員に成果を持ち帰って欲しいから~L.T.V.研修講師細田収インタビュー【後編】

受講者全員に成果を持ち帰って欲しいから~L.T.V.研修講師細田収インタビュー【後編】

普段は聞けない講師の声をお届けする研修講師インタビュー。前編では細田講師から苦労していることや、新人の頃の工夫について語っていただきました。後編は講師としてのやりがい、受講者フォローのテクニックについて伺っていきます!
講習のクオリティにこだわる!~L.T.V.研修講師細田収インタビュー【前編】

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研修の成果が見えるとうれしい
やりがいといえば、やはり自分の研修で受講者の方にプラスの作用が出てくれるのが一番ですね。業績や生産性という数字で見える部分はもちろんですけど、例えば営業研修を受けた方なら、「営業が楽しいな」と思ってもらえたらそれも1つの成果だと思います。

成果をしっかり出すための手段として、これまでインストラクションスキルを磨いてきました。特に大手企業様で人数が多い場合、どうしてもモチベーションが低い、いわゆる「横を向いている受講者」もいらっしゃるんですよ。そういう方もしっかり巻き込んでいくテクニックは新人時代に比べるとかなり鍛えられてきたかなと。

例えば証券会社さんの新人研修だと、配属後の研修をする頃には現場での挫折を味わって疲弊しているというケースもあります。しかしそこで、「今、壁にぶち当たっていても、学習したことを実践していくことで、将来はこんなふうになれる」というビジョンを見せるんです。「この講師の話を聞きたい」と思ってもらえるのが一番大事なことですので、強く意識しています。

理解度の差がある時にはグループワーク
受講者全員が研修について来られているか、というのは講師として気になるポイントです。もし理解が追い付いていない方がいた場合、いったん研修を止めて、プログラムにはないグループワークの時間を設けています。

というのも、他の受講者の前で質問したりレクチャーされたりって、ストレスになる方も多いと思うんです。そこで、同じ受講者の中で理解度の高い方から教わってもらうようにすると、講師がそれぞれ対応するよりも効率よくフォローができます。教える側の受講者の方も、より理解度が高まるという相乗効果が見込めるんです。個人ワークに関しても、理解度の低い方にはポイントを絞ったりハードルを下げたりというフォローは意識してやっています。

将来は若手育成にも興味あり
他の講師の方と飲みながら話したりすると、やっぱり関わってきた受講者さんの話題が出てくるんですよね。コンサルティング会社なんかだと「これで成果が出ないのは、あなたが言われたことをきちんとやっていないからだ!」という論調が多いんですが、研修講師は「こちらの教え方が悪かったんだろう」と自責に捉える点が不思議と共通しています。

人のせいにするのは簡単ですけど、それでは自分は成長しませんからね。私の将来の目標として、1つはもっと少ない言葉数で、いかに受講者に腹落ちさせられるかを追求していきたいというのがあります。あとはキャリアの部分で、講師の養成プログラムに私自身も関わるようになって、今後の若手育成にも携わっていきたいです!

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自身のスキルアップに貪欲なだけでなく、後に続く者も育てていきたい。そんな成長への強い思いが、細田さんを動かす原動力なのかもしれません。

 

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