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5分でわかる!自分でできる!PDCAの回し方【前編】

「PDCA」という言葉を聞いたことはありますか?仕事をされている方は、上司から「PDCAを回せ!」と言われた経験があるかもしれません。もともとは、生産工場などの品質管理のために作られたシステムなのですが、それが仕事一般に用いられるようになりました。

仕事に限らず、PDCAの考え方を当てはめれば、さまざまな目標に対しより効果的に結果を出すことができる方法です。

PDCA」のPはPlan、「計画する」。DはDo、「実行する」。CはCheck、「評価する」。そして最後のAはAction、「改善する」。

最後の「改善」に基づき再びPに戻ってより良い「計画」を立て、この手順を繰り返していけばどんどんレベルアップしていけるという理論です。

ですから、「サイクル」であり「回す」という表現になるのです。

うまく回らない「PDCA」

ところが、「PDCA」がいつもうまく回っている、というのはなかなかまれなことのようです。

一見とても合理的で、失敗無く進められそうな理論なのですが、「PDCA」をうまく回すには重要なポイントがいくつかあるのです。今回は、そのポイントについてお話します。

すぐに動ける行動計画を立てる

「PDCA」がうまく回らない理由の多くに、最初の「P」プランの段階での失敗があります。プランを立てる段階で大切なのは、「すぐに動ける行動計画を立てること」です。実は「PDCA」のなかで一番大切なのはこの「P」なのです。

多くの人は、概念レベルの漠然としたプランを掲げがちです。
「3カ月で売り上げを10%伸ばす」
「お客様の立場に立って営業する」
一見立派ですが、明日から具体的に何を実行したらよいのか?明確ではありません。実行につながりづらいプランでは、次の「D」の行動の時点であっという間に行き詰って挫折してしまいます。

すぐに動ける行動計画、つまりより具体的で明確かつ実行可能なプランを立てることが大切なのです。

プランは5つのステップで立てる

実行可能な行動計画とはどんな計画なのでしょうか。次の5つのステップでプランを作りましょう。

ステップ1、本当にやりたいことか、なぜ実現したいのかを明確に語れるか
目標は「なんとなく」や「義務感」だけでなく、本当に自分が実現したいものなのかを再確認してみてください。

ステップ2、目標を達成した自分を明確にイメージできるか
目標は、具体的にイメージできるものでなければ、なかなか実行する意味づけができません。今の自分と目標を達成できた自分とでどこがどんなふうに変わるのか、はっきりと脳内でイメージしましょう。

ステップ3、あなたの力で実行できないことを排除する
目標を立て始めると、どんどん夢が膨らんで無理なプランを立てたくなります。しかし、スタート時点で、「自分の手には負えない」ことは排除しておくことが目標を確実に達成するコツです。

ステップ4、あなたの力で実行できることは何か?を確認する
そこで、自分の力で実行可能な行動計画の選択肢をたくさん書きだしてみましょう。小さなステップでも良いので確実にできる「第一歩」であることが大切です。

ステップ5、ステップ3、ステップ4をもとにして具体的に計画を立てる
自分の力で継続的に実行できる行動を具体的な計画に落とし込みます。その時に、ステップ3で排除した「自力ではできないこと」が入ってこないように注意します。

この5つのステップを踏めば、具体的で、ヴィジョンが明確になった実行可能な計画「P」ができたます。「P」をしっかりと作ることが実はとても重要なのです。

続く「DCA」のポイントについては次回お話ししましょう!

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