エルティヴィーでは、記憶力を劇的にアップさせ生産性・モチベーションを向上させるための「記憶術研修」を実施しています。今回は研修でお伝えしている大切なポイントである、「神経伝達物質」の働きと、そのコントロール法についてお話します。神経伝達物質の分泌を上手くコントロールすることによって、脳が活性化し、効率的に記憶力アップにつなげることができるのです。 脳から分泌される「神経伝達物質」にはさまざまなものがありますが、中でも記憶力アップや脳の活性化に強く関係しているものがいくつかあります。5回に分け、特に代表的な「神経伝達物質」について解説していきましょう。
やる気を起こす「ドーパミン」
記憶力に関係する「神経伝達物質」の中でも最も代表的なものが「ドーパミン」です。名前だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。 「ドーパミン」は「やる気」と「才能」を呼び起こす重要な神経伝達物質です。 「やる気」が出ない人に向かってやみくもに「やる気を出せ」と言っても、出てくるものではありません。ドーパミンを適正に出す方法を身に着ければ、自らやる気が出るようにすることができるのです。 また、新しい知識を長期記憶として脳に記録するときには「ドーパミン」が必要だと言われています。記憶力に関わる物質であれば、ぜひとも効果的にコントロールしたいですね。
「ドーパミン」を適正に出す方法
では「ドーパミン」はどのようなときに出るのでしょうか。「ドーパミン」は適度に興奮した時やウキウキ、ワクワクした時、程よいプレッシャーを感じた時に分泌されます。つまり、そういったシチュエーションを自分で作ることが大切なのです。 マンネリ化を避け、新しいチャレンジをすること。イメージ出来ないような目標でなく、具体的でビジュアルに描きやすい目標を設定すること。小さな目標をひとつひとつクリアしていくようなRPGゲームのような感覚の達成感を体感できる計画を立てること。 また、リラックスしすぎた状態より、適度なプレッシャーがあった方がドーパミンは効果的に分泌されます。 このような方法で適切にドーパミンが分泌され、脳が活性化されます。ドーパミンの効果的な分泌が、記憶力アップにつながるというわけです。 代表的な「神経伝達物質」はあと4つ。次回は「ノルアドレナリン」についてお話します。 次回の記事はこちら>