前回の記事はこちら＞ 前回、記憶術研修を受講して、記憶するためのノウハウをマスターすると、記憶力が上がるだけでなく、いいことがたくさんあるというお話をさせていただきました。 例えば、好奇心旺盛になることや、他人に気を配れるようになるということ。
そして、ぜひ感じていただきたいのは気持ちが「前向き」になることです。記憶力と前向きな生き方についてお伝えいたします。

記憶力アップで前向きに

記憶力と前向きな生き方に、どのような関係があるの？と思われるかもしれませんね。実は、記憶力がアップすることは、直接的に自分に対して「自信」が持てるようになることなのです。
記憶力が上がることで、難しいと感じていた資格試験にチャレンジする目標を持てたという方もいます。記憶力のアップで、できることが増えた！可能性を感じた！という「前向き」な感想を、とても良く聞きます。
しかし、実はもっと根本的な部分で、記憶するために訓練する「イメージ力」によって、人生を前向きに考えることができるようになるのです。 イメージする力が不足していると、目標も具体的にイメージしにくくなってしまいます。漠然と「成功したい」「出世したい」と思っていても、具体性が無く、頭の中でそれをしっかりイメージ（ビジュアル）化できていないので、うまくいかない時に挫折しやすいのです。

明確な目標を持つにはイメージ力が必要

イメージ力、想像力が備わっていると、目標を具体的でしっかりとしたイメージとして描くことが出来るようになります。具体的でしっかりしたイメージを描くことで、壁に当たったと感じた時も「この壁を乗り越えれば、目標に到達できる」とくじけずに頑張れるのです。真っ暗な海でも、灯台のはっきりと明るい光があれば、目指す場所に向かって突き進めるのと同じです。目標が、具体的ではなくぼんやりしていると、見失ってしまうこともあるでしょう。

夢をかなえた一流アスリートや、実業家たちは、具体的な目標をしっかりと立てていることが多いといいます。「イメージ力」が大切な事がわかりますよね。子供のころのイチロー選手の夢が、「いつ何をして自分はどんな風になる」と、とても具体的だったことは有名なエピソードです。