もっと記憶力が良くなりたい、と思っている方が多いと思います。お客様の名前を覚えたり、メモの取れない状況で聞いた内容をぱっと記憶したり、案件が立て込んでいる最中のちょっとしたことを忘れず覚えていられれば「しまった!」という事態は回避され、生産性も上がります。エルティヴィーが提供している「記憶術」の研修から、今回はちょっとした工夫で、効率よく記憶力を高めるコツをご紹介します。
好きな事なら覚えられるのはなぜ?
人の名前を覚えるのが苦手、と思っている人でも、好意的な相手の名前だったら驚くほどスムーズに覚えられたという経験はありませんか?英単語は全然覚えられないのに、かっこいいハリウッドスターの名前はどんなに長い名前でも覚えられる。学生時代には、試験勉強で歴史の年号はいくらやっても覚えられなかったのに、大好きなミュージシャンの歌詞は一回聞いただけで忘れない。。実はそれは精神論でなく、科学的に当然のことなのです。
ストレスホルモンは記憶力を妨害
「嫌だ」「楽しくない」という気持ちがあると、人はコルチゾールというストレスホルモンを分泌します。 このストレスホルモンは記憶をつかさどる海馬や前頭前野の脳細胞を委縮させてしまうことが分かっています。そのせいで、せっかく勉強しても、「嫌だ」「楽しくない」という気持ちが影響し記憶力の低下を引き起こします。 逆に「好き」「楽しい」という気持ちでとりかかると、オキシトシンという愛情ホルモンを分泌し、感情を司る扁桃体と海馬との神経細胞のつながりが強化され、記憶はしっかりと定着するようになります。 目の前の事象を「嫌だ・苦手だ」と思わずに「目標達成の一歩」「新しいことが出来る喜び」と思って楽しみながらワクワクしながら取り組めば、脳の持つ力を最大限に生かし、効率よく記憶することが出来るのです。
「楽しい」にするテクニック
そうはいっても、苦手なこともあるでしょうし、どのような時にもワクワクしながら業務にあたることが出来る人はごく少数ではないでしょうか。。時には落ち込むことや不甲斐ない思いをすることもあるでしょう。そんな時はテクニックを駆使して、「リフレーミング」をしてみましょう。リフレーミングとはRe[再び] Frame[枠組み]を意味し、捉え方を変えるためのスキルです。例えば「また失敗してしまった・・・」と捉えてしまった事柄も、「この失敗があるから自分が強くなれるのかもしれないな」「この失敗は成功のための1つのステップなんだ。また一歩成功に近づいたのかもしれないな」と自身の成長に結びつける捉え方に変えるていきます。
エルティヴィーの「記憶術研修」は単なる記憶術にとどまらず、記憶する方法を商談や提案、セルフマネジメントへどのように活かし生産性の向上へつなげていくのかをビジネスの事例を用いて学習していきます。
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