横顔 脳

忘れた記憶がよみがえる?「東大発!記憶を復活させる夢の薬」オモシロ研究報告vol5

「確かに覚えたはずなのに思い出せない」「昔は覚えていたのに、忘れてしまった」「いざ試験になったらどうしても出てこない」という事はよくあります。間違いなく覚えていた、記憶したのにどこの引き出しにしまったのかわからなくなってしっまった。ということ、一度や二度ではないはずです。

もし、忘れてしまった記憶を呼び戻す薬があったら?…そんな夢のような薬あるのでしょうか。

脳内のヒスタミン神経系を刺激するのがポイント

東京大学の池谷裕二教授、京都大学の高橋英彦准教授、北海道大学の野村洋講師らの研究チームが行ったのは、「ベタヒスチン」という脳内のヒスタミン神経系を刺激する薬を投与すると、記憶力にどのような影響を与えるかという研究です。

マウスには、新しいものを好み興味を持つという特性がありますが、3日ほどすると忘れてしまいます。その特性を利用して、忘れてしまった3日前のおもちゃをベタヒスチンの投与によって思い出せるかどうかという実験を行いました。

何も投与していないマウスは、3日以上経つとおもちゃを忘れてしまうので、一度与えたおもちゃを与えても、もう一度興味を示します。ところが、3日以上経ってからでも、ベタヒスチンを投与すると、一度与えたおもちゃを思い出し、「これは知っているものだ」と判断するので、興味を示さなかったのです。

その後、1ヵ月経過した場合でも初めのおもちゃを思い出すことが出来ました。ベタヒスチンの投薬により、ヒスタミン神経が活性化し、記憶が回復することが明らかになったのです。

人でも同様の結果が

研究チームは、同様の実験を人でも行いました。38名の実験参加者にあらかじめたくさんの写真を見せ、記憶しているかどうか、ベタヒスチン投与後変化があるかという実験です。

この実験でも、やはりヒスタミン神経系を投薬により刺激することで、忘れていた記憶が思い出せるという結果が得られました。

特にもともと記憶成績が悪かった参加者の場合、また難易度の高い問題の場合に顕著な結果を得ることができ、効果が認められました。その一方で、もともと記憶成績が良かった参加者においては、逆に投薬により成績が悪くなるという逆の結果も確認されたそうです。

今後の研究に期待

ヒスタミン神経系を刺激すると記憶がよみがえるという、画期的な研究結果ではありますが、その薬を受験勉強などに使えるわけではありません。期待されているのは、アルツハイマーなど、記憶障害の症状が出る病気への治療薬としての活用です。

この研究限らず、複雑で神秘的な部分も多い脳の研究はまだまだ現在進行形で進んでいます。
これからも新しい発見が日々ありそうですよね。今後も、記憶に関する興味深い研究や発見をお伝えしていきます。

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