明日は朝早くから用事があるから寝なきゃ!と強く念じるほど寝付けない… こんな経験、一度はありませんか?しっかりとした休息は、リラックスした状態あってこそのもの。 休日に「さあ、休むぞ!」と意気込む方はあまり多くないかもしれません。 ただ、仕事や予定のために「今休まなくてはいけない」とまじめに思いつめ、かえって脳が休まらないなんてことも。 今回は、アマノジャクな脳をリラックスさせ、休日にスッキリと疲れを癒やすコツをご紹介! 一人暮らしの方でも、家族やパートナーとご一緒の方でも実践できる方法なのでぜひ休日を過ごすときの参考にしてください。
基本:「べき思考」から脱却
自分は◯◯しなければいけないというタスクを自らに強制する思考。「べき思考」は脳や精神に負担をかける「認知の歪み」です。 例えば、宿題をやろうとした子供が親にやれと言われてやる気を無くすシーンをイメージしてください。 「タスクを強制」されているという感覚や雑念は、脳に負担をかけるのです。 休みたいと強く思ったら、まず「休もう」という意気込みを捨ててください。完璧を求める思考がドツボにはまる第一歩です。 いっそ「休めなくていい」ぐらいに気楽に考えるのが得策。脳はアマノジャクなので、そんな心持ちの方が深い休息をもたらします。 リゾート地に行かなくてもバカンス気分でリラックス!ゆっくりと羽を伸ばしたい! そんな時、リゾート地でバカンスが過ごせたらどんなにいいでしょう…でも疲れた時にいつも旅をするのは無理。時間もサイフも厳しいです。 そもそもバカンスの開放感はそのとき限り。自宅で現実に戻り、すぐ気が滅入ってしまっては元も子もありません。 ならば!ということで、自宅や近所で羽を伸ばすコツをお伝えします。まとまった休日が確保できたら、こんな過ごし方試してみませんか?
前準備:自宅を非日常空間に
まず休息を取る前段階として、脳を「休息モード」へと切り替える条件付けをしてみましょう。具体的にはこんな手段がおすすめです。 ・スマホやPC、仕事道具などを引き出しに収納する ・決まったアロマや音楽を流す ・外の景色を初めて見る気持ちで、好奇心を持って眺めてみる ・デジタルデバイスやSNSにつながらない さらに手っ取り早く非日常空間を演出したい場合は、庭やリビングにキャンプ用の簡易テントを張ってしまうという方法もあります。 脳内で川や湖のほとりや、森の中に居るとイメージするだけでもOK。イメージ療法は、脳に良い影響をもたらすという効果が実証されています。
一日目:何もしない日
一日目は「何もしない日」にして過ごします。朝は遅くまでぐっすりと眠り、家事は最低限のみこなし、夜は温かいお風呂に入る。 出かけるなら好きな場所だけ。身体をしっかりと休めることを目的に過ごしてください。
二日目:行ったことのない場所に行ってみる
二日目は、行ったことのない場所に足を運んでみてください。ちょっと遠い所へ足を伸ばすかどうかは自由。 近場でも、普段使わないルートや移動手段を使うだけでも効果があります。 ポイントは、はっきり目的を定めずに外を「散歩」してみること。身構えず、なんとなくの流れに身を任せてみましょう。
三日目:人とつながる日
三日目には他者とのつながりを感じる場を作りましょう。 理想は、知人や家族と笑いながら食事をすること。そんなに難しく考えなくて大丈夫です。 また、周りの人へ感謝や愛情を示すちょっとした行動を心がけてみてください。 行動的な手助けや、小さなプレゼントなど…周囲の反応はあまり気にしないように。自分自身の行動自体に意味がある、と考えてください。
四日目:はじける日
四日目は欲望を開放しちゃいましょう。重要なのはこの日までにしたいことを「貯めて」おくことです。 楽しみ!という期待感は気分をあげ、気分が沈みがちな状態から遠ざかることができます。 ショッピングや外食などではじける場合、後で後悔しないように時間や使うお金の制限は決めておきましょうね。あとで散財しすぎた…と落ち込む事態を防げます。
最後に:休息モードから日常へ戻る
休日の最終日、まだ休む時間が残っていても仕事のことがちらちらと頭に浮かび始めたりします。そんな時は、集中できる趣味や瞑想で気をしずめましょう。 仕事について、普段考えないことを積極的に見つめなおすのもアリです。 ゆったりと休息をとった後に「自分は何を実現したくて働いているのか?」など根本的なことを考えると、いつもと違う気づきがあるかもしれません。 いかがでしたか?開放感は一過性の感覚ですが、開放的なシチュエーションや空間を作ってしまえば、リラックスした状態は持続します。 エルティヴィーでは、脳科学に基づきイメージ力や記憶力をアップさせる研修を提供しています。脳内物質の分泌を始めとした「脳のトリセツ」を理解し、人生を豊かにしませんか?