普段は見えない研修講師の素顔に迫るインタビュー、今回は伊藤誠一郎講師にお答えいただきます。講師になろうと思ったきっかけや、ご自身の研修におけるこだわりについて語ってもらいました。
40代に向け、求めた新たな出会い
私はもともと15年間医療業界でITシステムの提案営業に携わってきました。30代後半になって、40代のキャリア形成を考えた時、「医療だけでなくもっとさまざまな専門性を持った人と出会いたい」と、転職を検討し始めたんです。提案コンペでのプレゼンテーションには自信があり、「自分のプレゼンノウハウを共有すれば役立つはず」と思って講師になりました。
ホロスブレインズの講師になろうと思った直接のきっかけは、当時すでに研修講師として活躍されていた細田収先生にエルティヴィーを紹介していただいたことです。ホームページを見ると、研修の質に強いこだわりを持って運営していることが伝わってきました。ここでなら新たな挑戦をすると共に、自分もさらにレベルアップしていけるだろうと思ったんです。
研修そのものがプレゼンテーション
プレゼンテーションを専門分野にしているわけですから、研修カリキュラムの組み立てから解説方法、資料や話し方まで、研修自体がプレゼンテーションのお手本になっていなければなりません。そのために「言っていること」と「やっていること」が一致するように常に意識しています。研修後のアンケートで常に「研修そのものがプレゼンなので腑に落ちた」と書いていただくことが目標です。
実際に受講した方や企業様から、「何をどう変えればいいのかがわかった」「負けが続いていたのが勝てるようになった」などのお声をいただくとやりがいを感じます。今までで一番うれしかったのは、「プレゼンの神髄に迫る研修だ」と言われたことですね。単純なプレゼンのやり方、手順ではなく、「人に伝えるとはどういうことか」の本質からアプローチしようとしてきたことが、まさしく「伝わった」のだと思います。
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プレゼンのスペシャリストとして受講者へ多くのことを伝えてきた伊藤さん。後編では、研修の中で苦労したことや、今後への意気込みなどをうかがっていきます!