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知識にプラス!経験記憶と方法記憶を理解して研修効果を最大化しよう!

知識にプラス!経験記憶と方法記憶を理解して研修効果を最大化しよう!

皆さんは、記憶と言われたら真っ先にどのようなものを想像しますか?
想い出でしょうか、それともマニュアルの暗記でしょうか。
実は、記憶というのは広く、単純に一つで定義してしまうとあやふやになって結局の所扱いきれなくなりがちです。
今回は、認知科学に基づいた3つの記憶の分類法と、記憶を活かすために何をするべきかというアドバイスをご紹介していきます。

脱・ノウハウコレクター!

下記のような項目に当てはまる方はいらっしゃいませんか?
・ノウハウ本や記事が大好きで大量に買い漁ったり、読んだりする
・実際に多くのノウハウを知っているが、それを活用できていない
この2つが当てはまるあなたは、ノウハウコレクターです!
コレクターと表現したのは、知識を蓄えることと活用することは大きく意味が異なるからです。
ノウハウコレクターになってしまっている方は、知識を覚えることに成功した一方で、折角覚えた知識の活かし方が余り良く分かっていない状態だと言えるでしょう。
しかし、それでは余りにも勿体ありません。是非、この記事で記憶の正体と、記憶をマネジメントしてノウハウを実践する術を見ていきましょう。

「知識記憶」から、「経験記憶」へと落とし込む

まず第一の記憶、「知識記憶」についてお話しします。
知識記憶とは、文字通り知識としての記憶であり、単純に覚えていればいいので最も習得しやすい記憶です。ノウハウコレクターの方は、これを蒐集して満足していると言えるでしょう。
そして次に「経験記憶」です。 こちらは自らの経験に基づく記憶、つまりは想い出や成功体験といったエピソードの付随した記憶です。
知識記憶と大きく異なるのは、そこに実感が存在するか否かです。 例えば英語のテストが解けるのと、外国人と英会話で話すのとでは、習熟のレベルが遥かに異なります。経験記憶は、積めば積む程練度が増していき、知識では対応しきれなかったイレギュラーへの対応力や、反応速度や効率も増していきます。

そして、「方法記憶」へ

経験記憶を重ねると、やがてその人の記憶は「方法記憶」へと至ります。
これは説明が難しいですが、分かりやすく述べるなら自転車の乗り方を口で説明されて理解したからといって、いきなり乗ろうとしても上手く乗れないようなものです。
理論を理解したからといって、自転車に乗っている間はそれをリアルタイムで感覚的に実践し続ける必要がありますよね?
そこまでの精度と反射速度を得るためには、単なる知識に留まらず、無意識に「体がやり方を記憶する」領域に達する必要があるという訳です。
まず、ノウハウコレクターになってしまっている方は、そのノウハウを実践して「経験記憶」を蓄積していきましょう。分からなくなれば、その都度マニュアルに立ち返って知識記憶を補うといいでしょう。
そうして繰り返していると、やがて体は「方法記憶」を覚え、マニュアルという補助輪要らずで自走できるようになっているはずです。

エルティヴィーの研修では、ただ単に新たな知識を吸収するだけではなく「方法記憶」の足がかりにするため、ペアやグループでのワークをふんだんに取り入れて「経験記憶」を積み重ねていきます。研修内で得た小さな失敗体験では「どうすればよかったのだろうか?」と主体的に問題点を考え、小さな成功体験で「難しいと思ったけど、自分にもできる!」という小さな自信に変えていく仕組みを取り入れています。
自社研修の見直しを検討されている方は一度お話をきかせてください。

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