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記憶力とやり抜く力の深いカンケイ~4人の脳内キーパーソン(中編)

前回の記事はこちら> 前回、やり抜く力を身につけるには、記憶力が必要だというご説明をしました。目標を達成するには、目標を達成した時の自分をより具体的にイメージ出来なければなりません。そのためには、それに関するさまざまな情報が必要になってきます。 当たり前ですが、情報としてあなたの記憶の中にない事はイメージすることもできません。つまり、できるだけたくさんのことを記憶しておいたほうが、イメージの材料が豊富にあり確実に有利なわけです。

脳内の記憶のシステムをチェック!

脳内で記憶はどのように構築されていくのかを簡単にご説明しましょう。脳内には記憶に大きく関係する組織が4つあります。それぞれどんな役割をしているのでしょうか。

情報を処理する「情報部記憶課の課長」は「海馬」

重要な役割を担っているのが「海馬」です。脳を企業内の役職に例えると、「海馬」は「情報部記憶課の課長」といった役職でしょうか。 情報や出来事を、脳内に記憶するか、忘れてしまうのかを仕訳ける作業をしています。記憶力をアップさせるという事は、この「海馬課長」に「記憶する」ほうに仕分けてもらう必要があるのです。

海馬の上司、「情報部の部長」は「扁桃体」

課長である「海馬」は、「記憶する」か「忘れる」かをどのように決めているのでしょうか。その指示を出しているのがいわば上司の部長である「扁桃体」です。 扁桃体は「悲しい、嬉しい、寒い、痛い、美味しい」など、プラスの感情でもマイナスの感情でも、感情が大きく動いたときに、刺激を受けて反応し「プルプル」震えます。 この「プルプル震える」は、「扁桃体部長」の命令という事です。「海馬課長」は部長の命令に従い、部長が震えた事柄に関しては「記憶する」方に仕分けるのです。「部長がプルプルしてるから、この事項は記憶する箱に入れておかなくちゃ」というわけです。 逆に言えば、扁桃体部長をプルプル震わせられれば、しっかりと記憶することが可能だ!ということになります。強制的に扁桃体を震わせることはできませんが、震わせやすい状態にすることはできます。 何かを経験したとき、新たにものごとを知った時、感情が大きく動くかどうかは、実はイメージ力と強く関係しています。その経験が、じぶんにとって良いか悪いかをイメージできるかどうか…全くイメージができなければ、感情は動きません。 感情が動かなければ、当然、扁桃体はプルプル震えることはなく「必要のない情報」として捨てられてしまいます。記憶するためには、イメージ力が重要だということなのです。 ・・・・・ 脳内にはあと2人のキーパーソンが…続きは後編でお話しましょう。 後編の記事はこちら>

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