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「アセチルコリン」で作業効率アップ!~記憶力アップのための脳内物質コントロール法④

前回の記事はこちら> 5回にわたって、記憶力アップのための神経伝達物質の働きとそのコントロール方法についてお話しています。前回は「セロトニン」についてご説明しました。4回目の今回は、「アセチルコリン」についてです。 「アセチルコリン」…あまり聞いたことがない名前かもしれませんね。実は、「アセチルコリン」は記憶にかかわるとても重要な神経伝物質なのです。

アセチルコリンはどんな物質なの?

「アセチルコリン」には神経を興奮させて学習意欲や記憶力を高め、作業効率をUPさせる働きがあります。動物実験で海馬内の「アセチルコリン」の分泌量を測定したところ、学習中に分泌量が増加し、学習後もその量が維持されたという研究結果が出ています。 アルツハイマー型認知症では、このアセチルコリンが不足するため、治療にもアセチルコリンが用いられます。

アセチルコリンとシータ波の関係

アセチルコリンは、脳波のひとつであるシータ波と深い関係があります。シータ波は、海馬周辺から出ているのですが、人が新しいことに興味を持った時などに多く出ます。このシータ波は、記憶を司る海馬の神経細胞を活性化させると言われています。 アセチルコリンを分泌させ、記憶力UPにつなげるには、シータ波が出やすい環境を作ることが大切です。

シータ波はどういう時に出やすいの?

シータ波が出やすい環境とはどのようなものなのでしょう? ・義務感、マンネリ、便利を排除する ・新しいモノ、場所、人を受け入れる ・できるだけ笑う ・30分以内の昼寝をする アセチルコリンの分泌を促すには、リン脂質であるレシチンを多く含む食品を接種することも大切です。レシチンは、卵黄や大豆に多く含まれていますので積極的に取り入れたいですね。 さて、次回はいよいよ最後、5つ目の神経伝達物質、「エンドルフィン」についてです。脳内麻薬とも呼ばれる「エンドルフィン」ですが、どんな効果があるのでしょうか?お楽しみに! 次回の記事はこちら>

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