デキル講師の技5:収穫時した時に種を蒔く
皆さんのディスカッションに加わる形で
時々、カリスマ講師のスキルが伝授されます。
(以下、講師@伊東)
研修を終えた講師が、受講者からのフィードバックで
「この研修で、学べました!」
「収穫できました!」
「成果がでました!」
という感想を頂けることは勿論、嬉しいことなのですが、
それだけで終わっては、ダメです。
講師としては、受講者の結果・収穫の根拠・理由
を細かく追っていくことは、欠かせません。
「なぜ上手くいったのか?」
「上手くいかなかったのか?」
「なぜ(理由)?」
『Why』を洗い出してしていくことで
「どうやったら、上手くいったのか」
「何をしたら、上手くいかなかったのか?」
という”気づき”が炙り出され
そこから「どうやれば上手くいくのか」
方法や課題の『How』が登場します。
こんな風に科学していくと、WhyとHowは、
裏返しで存在することも分かってきますね。
ただし
「なぜ上手く行かなかったのか?」
ばかりを追求してしまうと
受講者からは、言い訳が出てきてしまいますし
「●●だから、ダメだった」
反省材料ばかりを促す流れになると、
受講者のモチベーションが下がってしまいます。
「◎◎したら、もう少し良くなるんじゃないか」
あくまで、成長材料を促すポジティブな
気づきを促すことが大事です。
「できた!」「わかった!」
結果を、その受講者の感覚だけのモノで終わらせず、
根拠や理由を、明確にして、
さらなる成長に繋がる課題方向に導く。
ココが、講師の腕の見せ所。
『伝えたいことを、受講者に受け取ってもらう』
ための、講師力の技術の一つというわけです。
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